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家庭内のトラブルから市民を守る

親族間のトラブルは、とにかく気が重いものです。早めにご相談いただくことが安心につながります。

相続を円滑に進めるための事前相談、
生じてしまった相続争いの早期解決

親族のうちどなたかがお亡くなりになると、法律上、相続が発生します。
民法が定める相続制度は複雑です。場合によっては、親族間で見解の対立が生じ、「争族」問題となってしまうかもしれません。
このような事態を避けるには、お元気なうちに、有効な対策をとることが大切です。たとえば、生前に遺言書を作成することや、生前贈与を行うことは、「争族」問題を発生させないための有効な対策です。
当事務所は、相続問題の相談に数多くあずからせていただいています。早急に解決の見通しを立て、話し合いによる解決が難しければ、家庭裁判所に調停を申し立て、依頼者の方の権利を適切かつ迅速に実現させていただいています。調停については、後で、詳しくご説明します。
また、最近では、相続人の1人が、遺産の預金を勝手に払い戻して使い込んだり、金塊や現金を勝手に持ち出す場合も増えており、示談交渉や訴訟、刑事告訴等の手続きを活用し、全力で解決にあたっています。
最近の例では、会社の社長の後妻の方からの相談がありました。ご主人の書いた古い遺言書があるのですが、後妻の方は、自分に遺留分(法定相続分の権利の半分)があること、遺留分は社長の死後1年内に行使することが必要であることをご存知ではなく、前妻の子供たちと遺産分割の話をしているうちに、1年間が経過してしまいました。
私たちは、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立て、遺産分割の交渉経過を詳しく説明し、後妻の遺留分に相当する財産の分割を内容とする調停の成立に向けて努力し、円満かつ適切に解決に至りました。

離婚についてのご相談、法的手続による解決

離婚では、親権者、養育費、離婚費用分担、財産分与(夫婦共有財産の精算)、慰謝料、子供との面接、姓の変更など、多くのことを取り決める必要があります。このような大切ですが複雑で面倒なことを、相手方と直接交渉することは、気が滅入ります。
また、最近では、配偶者の不貞関係を原因とする離婚請求も数多くなっています。当事務所では不貞相手に対する慰謝料請求や、不貞行為をした配偶者からの離婚請求なども数多くご依頼をいただいています。
依頼者の方と何回となく打ち合わせをし、その時々の状況に合った最も望ましい解決内容や方法を相談させていただいています。調停、審判、訴訟等の経験も、数多く有しています。
これまでのノウハウ等を活用し、依頼者の方に元気と生きる力を取り戻していただくよう、全力で取りくんでいきます。
最近の例では、気の弱いご主人が、奥さんから体ひとつで自宅を追い出され、離婚させられ、自宅は奥さん名義に変更され、ご主人の預貯金や車も全て奥さんに取り上げられたことがありました。現在、奥さんを相手に財産分与調停を申し立て、奥さんから相当額を取り戻すべく奮闘し、合理的な解決に至っています。
認知症などで判断能力が低くなった方を守る
「人生100年時代」がもうすぐそこまで来ています。これからはますますご高齢の方が多くなっていきます。認知症や知的障害などによって、十分な判断能力を持たない方々も増えてきます。こうした方の財産を保護し、このような方々を支援するための制度として、民法は、成年後見制度を用意しています。
ご本人の判断能力に応じた適切な制度を利用すれば、ご本人の意思を最大限尊重しながら、ご本人の財産を守ることが可能です。他方で、どの制度を選ぶべきかや、申立てのためにどのような書類を作成したらよいかなど、わかりにくいこともたくさんあります。
当事務所は、皆様から十分にご事情を伺い、適切な制度をご提案するとともに、制度利用のための申立手続きをお手伝いさせていただきます。
DV(家庭内暴力)からご家族を守る
夫が妻に一方的に暴力をしたり、子供が親に暴力を振るったり、時にはひどいケガまでさせてしまうことがあります。最近では、妻が夫に暴力を振るって、夫を追い出したりすることもあります。
私たちは、家庭内で暴力が振るわれる原因を丁寧にお聞きし、根本的な解決に向けて、話し合いをしたり、話し合いによる解決が難しい場合は、裁判所や警察の力をお借りして、被害に遭われている方の平穏な生活を取り戻す努力をしています。
家庭内においても、暴力による解決は許されるはずがありません。勇気を持ってご相談ください。全力で支援させていただきます。

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